40巻感想

ヒロアカ40巻を買って、読んで、なんかもう語彙力ないけど取り留めの無い感想を書いてます。
以下、何個かに分けてたたみます。ほんとつらつら書いてあるし支離滅裂なので変な感想だなあってところあったらそっと閉じてください…

オールマイトのこと
・オールマイトがA組の集大成のようなサポートアイテムを駆使して戦う姿、イカれてて最高でした。デクもオールマイトも、イカれてる二人だからこそ運命的に出会ったのでしょう。無個性でも何かしなければともがいていた、ナナさんに出会う前の八木少年、そしてあの日オールマイトと出会う前の出久少年へのアンサーのような。そしてここでステインくるのズルいよ、アツい。後に幼馴染とオールマイトへの全世界の祈りにつながるけれど、ナイトアイが言っていた「未来を変えるエネルギー」はここから始まっていたんだなあ。
葉隠ちゃんはヴィランじゃないヒーローの青山くんを待っていたんだ。青山くんが「最後の日」と言ったその通りになってしまうのでしょうか。青山くんが雄英に残る道はないのでしょうか。
ひとつの時代の終わり、そして始まり
爆豪勝己がオールマイトのピンチの目を覚ますなんて、なんて出来すぎた物語。俺たちの物語すぎる。最高でした。
どんなに遠くからでもかっちゃん復活の気配を感じ取った出久が、文字通り目を輝かせて感情を露わにしている顔。かっちゃんがそんな出久を視界にとらえた時の、なんと優しい眼差し、横顔。あの見開きで何度も手を止めて本閉じて、進めたい、でも進めたら終わっちゃう、ずっとこのページにいたいと思ってしまった。
個人的にその後の出久が瞬時にオールマイトを救うためかっちゃんと連携してたところにグッときた。今まで頑なに手を取ってこなかった二人が、オールマイトのことになるとこんなにも息ぴったりに手を取り合えるんだ。つながるつながる、こんなところにも。
「勝つぞ」と言ってくれるかっちゃんはデクにとってオールマイトより身近なすごい人だね、ヒーローだね、とデクの嬉しそうな顔が映るたびに思ってしまった。
複数個性で戦うAFOを、両親から産まれ受け継いだ一つの立派な個性で、磨いてきたその個性を成長させて倒すんだ。オールマイトを「救けて」勝つ。かっちゃんにもオールマイトの贈り物が行き渡った(先生…!そんな仕掛けが…)のほんと素敵…おかげで腕が残ってよかった…
オールマイトが40年間平和の象徴として立っていた結晶が、全世界の祈りで、一人で勝てるわけねーと言うかっちゃんの力になってくれて、ナイトアイのいう未来を変えるエネルギーにつながってるんだ。
救けて勝ったかっちゃん、今度はデクが勝って救ける番かな。
AFOと初代と二代目
なんかもう怒涛の新事実が多すぎて、あの過去編で漫画一冊分くらい欲しいんですが…
白く濁った目のAFOに対して初代のキラキラした目。兄が掴んでくれた手を愛情と信じたかった初代が、二代目に差し伸べられた手を同じように信じようとして、本当に信じてもいいんだと思えた過程がみたい。
そして弟の手をオールマイトとの対戦の頃まで持っていたAFOの心境は、本当に根っからの魔王だったのだろうか。自分のものだから持っていたと言ってしまえばそうだろうけど、弟が自分の手から逃れ、死んでしまった後、二代目に個性を託したとわかった時に何かしらAFOの中で狂っていってしまったのかな。いや、関係なかったのかな。
先生、もっと黎明期のお話お願いします。ずっと待ってます。
余談
「俺まだお前に追いつけるかな」の時とか、「サイン欲しかったんだよ」とか、
今回の「ありがとう先輩」とか「頑張れよ出久」とか…あの目覚めの優しい眼差しとかさ…
かっちゃんの柔らかいところが垣間見えるたび、心がキュッとなります。キュンとかギュッとかドキッとかじゃないんです。鎖骨あたりから心臓に向かって冷たい何かが入り込むような、キュッとする感じ…
さっきまで楽しく遊んでたのに、五時のチャイムが鳴った途端一斉にみんな帰り出す公園に一人取り残されてる時みたい。
かっちゃんの見てはいけないところを見てしまった気持ちになる。かっちゃんが大人になっていくにつれて子供の頃に戻っているようなモノローグが増えて、そしてそれが本質だったのだろうと気づいていく我々。読者的にツンツンしてたかっちゃんの頃からそこまでシフトチェンジできてないのかも、置いていかないでくれ!!

とにかく最高の巻すぎて明日も仕事だけど何回も読み返しちゃうし、一緒に買ったはずなのにTUMに進めてない。明日(今日)TUMは読みます。
私が買った店舗は特典がクリアシートだけでポストカード無かったのが心残り。