7期14話 しょーじくんといっしょ。
6期のデクVS A組の時みたいに泣いてしまった。
初っ端から障子くんの回想がいつもとタッチが違くて、ぼやけた演出が逆にフィルター越しの感じ。
アニメの監督さんがツイッターで滲みの演出について、雨だけじゃなく涙で滲んだようにしたとおっしゃってた。なるほどなあ。
過去回想の薄暗さ、私は地方の限界集落出身なのですごく既視感のある風景だった。
A組に障子くんが自分の過去を打ち明けるところ、漫画の時からみんなの絆が感じられて大好きだったけど声がついてさらに好きになった。
「ぬくい、ぬくいよぉ」も言ってくれて嬉しい。
「たった一つでもこの姿で良かった思い出に縋りたい」という障子くんの言葉と、その時の音楽が最高でここで涙溢れてしまった。
7期の林さんのサウンドは静かな、でも心揺さぶるものが多く感じます。
環の「その重さが俺を強くしてくれる」のビッグ3の所もピアノの綺麗なBGMが入ってた。
風が強く吹いているの時の林さんのBGMもそういう感じで、7期は重い回が多いから必然的にそうなるのかな、と思ってます。
障子くんのこのシーン何回も見ちゃうくらい好きだ〜〜。
そしてスピナーと対決するところで1期の時からのBGMが(ダンッダダダーンダーンのやつ)また熱いです。
怒りの使い方を、俺たちは考えられるはずだと。傷があるんだからと。
「キモ」と仮にスピナー以外が言ったとしても「これが俺だ」と言える力強さが、障子目蔵の全てだと思います。
復讐者にならないでと涙を流して訴える障子くんが、恵まれた力で何を守りたい、傷につけ込まれるなって言ったところ。
漫画の時はあまり気にしてなかったんですが、青山くんを思い出してますよね。
あそこって「何を守りたい」で青山を守りたいとか「傷につけ込まれるな」ってAFOにつけ込まれた青山のことかとなんとなく読んでたんです。
でも、「無個性」故につけ込まれた青山くんがいて、異形であっても個性を持って生まれたことを「恵まれた力」って言ってるのかも、と今回のアニメで少し思った。
口田くんの「怒り」も良かった。大切なものをわらわれた時に怒れる大人になってという言葉が好きです。
ヒロアカの世界って異能が「個性」と呼ばれるようになるまでとか、ヒーローが「職業」となるまでなど負の歴史を乗り越えた近未来だと思うんですけど、異形差別はきっとものすごく根深いのだと思います。
本当に素晴らしい回でした。音楽も作画も、もちろんお声も。演出を丁寧に作ってくださったことに感激した。
次回は病院の人間の鎖のところ楽しみだし、スピナーのあのシーンとか…どうなるんだろう。
今回の死柄木の「LoL」のとこ、久しぶりにAFOに乗っ取られてない声聞いて切なくなった。