42巻のこと

絶賛仕事の日だったので、仕事帰りに行くしかない…と思ってましたよ昨日まで。
休憩になったら速攻外出て、早歩きで行けば間に合うか?と思い昼休憩で本屋梯子してきました。
アニメイトは三種カード配布終了で「え〜〜」って感じだったんですが、なんとか名場面カードをもらえました。レジまですごい行列で、腕時計ばかり見る社畜でした。
名場面カードは爆豪勝己ライジング!
WE ARE HEREも欲しかったところですが、ライジングかっちゃんもすごく嬉しい!というか全場面欲しいくらい好きだ。
結構大きくてびっくりしました。
その足でま、まだ行けるか?ともう一店舗寄って三種カードも無事ゲットしまた早歩きで職場に戻りました。疲れた〜!

以下42巻感想です。最終回までは以前感想書いてるので、描き下ろし部分の感想になります。
ネタバレ注意です。いくつかにたたんでおきます。

出久とかっちゃん
出久とかっちゃんのこと

あの、まず、車に乗る爆豪勝己が現実に…?良すぎて何度も見返しちゃった。
デクのアッシーになってくれるなんて1巻の頃からは絶対想像できないですね…感慨深い。
後ろの席何?あのふわふわ。あれ面白すぎる。
切島くんとかっちゃんの変わらない友情も感じてめっちゃいいシーン。
みんな結構独立しててびっくり。でもそっかもう25歳だものね。アラサーかあ。
自分を超えたいって言えば採ってた の一言を、横顔で語るかっちゃんかっこ良い。
それににっこり笑顔の出久がいいですね。目線の先のオールマイトレアカードがついてる車のキーに、二人の絆が感じられる。
そこからの、「おまえ教師やめねえの?」ですよ。
即答の「うん」が尊い。そうだよね、先生も出久のやりたいことだよ。
今の現状がすごく嬉しいと言うページの出久が、本当にいい顔してていいですねえ…ありがとうだって。
その後の横長コマの、ハンドル握るカツキの表情と「ふーーーーーーーん」の長さ。
カッチカッチのウインカー音。外が夜で、繁華街の灯りが照らす感じ。
正直すっごい好き。何あれ。勝デじゃん。
ここに切島くんがいるのがいいんだよな、彼こういう時言葉にしてくれてすごい。
「フラれた」「事務所に誘ってた」
ああああああああ〜〜〜〜〜〜〜そうだったのおおお
何それめっちゃ…特別じゃん。バクゴーヒーロー事務所のメンメンにしてくれるつもりじゃん。
さっきサイドキック採る条件のところ読み返しちゃった…
そういうことかい…
入らないと即答する出久くんも、っぽいんだよなあ。

ヒーローが暇を持て余す社会

轟くんの祝賀会と称したA組の飲み会、見たかったところが見れて本当に嬉しい。
轟くんはちょっとエンデヴァーに似てきたね。
そして「不要証明」の話が本当に好きだ。ヒーローが不要になる社会こそが理想なんだよね、ほんと。
轟くんが「全部必然だった」と話すシーンの背後というか、コミックスのページを読んでる感じ、これが本当に堀越先生やってくれるなあと思って。
ベストジーニストの受賞の時におっしゃってた現実世界と「地続き」にしたいという趣旨のことに繋がってるような気がした。
轟くんがついにそばの器作りまでしてるのほんと君そういうところだ。オリジン組のわちゃわちゃ面白くて大好きです。
出動シーンもめっちゃ好き。アーマーそうやって着るのかあって見れて嬉しいし、かっちゃんちゃんと手を合わせててちゃんとしてる。

書ききれない
書ききれない他のキャラたちのこと
・心操くんのヒーロー名と、髪伸びた姿かっこよすぎ問題
・未来のみんなの姿、プロヒたちと他校までありがとう問題
・特別講師の悪例で呼ぶダイナマイトとか幼馴染仲良くなりすぎ問題
・ホークス十代と目良さんのラフ画が尊いし、二人が今も一緒にいるの良すぎ問題
・カバー裏と帯裏まで楽しませてくれて、しかもキャラの名前まで判明して嬉しい問題
とにかく、堀越先生の中でキャラが全員生きてるんだなあと感じられる描き下ろしだった。

お茶子ちゃんと出久のこと

※出久くんとお茶子ちゃんのカップリングを漫画全体の話として私は肯定的な書き方をしています。
誰しも推しはいるだろうし、好きなCPもあると思います。見るとどうしても辛くなっちゃうな…って方は無理しないでください。自分の気持ちを誤魔化して見るほどの感想では無いです。

やっぱりトガちゃんの死を考えて眠れない夜を過ごすお茶子ちゃんはいるだろうと思うんです。
自分だけ幸せになっていいのか、迷ってしまうんだろうと。
それは、42巻まで丁寧にお茶子ちゃんの人柄を読んできたからこそ感じることだと思います。
お茶子ちゃんの個性カウンセリングのこと、ビッグ3のやり取り含めて見応えあったなあ。
電車の中で梅雨ちゃんに吐露するところ、血が混ざって中にいるのかものところで窓にトガちゃんの髪の毛が写るのがニクい。
「思い出さなきゃね」と寄り添う梅雨ちゃんとお茶子の友情がすごい好き。
夢の中のトガちゃんが背中を押してくれた演出が、本当に素敵。
皆特別は誰も特別じゃない、とかっちゃんが出久の方は背中押してくれたのも最高。
「みんな」に当てはまらない、君と話したいんだと一歩踏み出す出久くんがかっこよかったです。
麗日さんともっと話したかったと言う出久くんと、お茶子ちゃんの「話したかったな」が呼応したのがう〜〜ん大人になった二人の表情と相まって甘酸っぱいね。
「君ともっと話したい」「気が合うね!」はヒロアカとしての締めとして相応しい最後でした。
物語の中のデクくんとお茶子の描かれ方として理想的すぎて、綺麗な物語を読めた満足感がすごい。

本当の本当に終わってしまった。
寂しさと感謝と、本当に勝デクが好きだなあという気持ちで胸いっぱいになった。
アドベントカレンダーはこの描き下ろし前に全て書き切っていますので齟齬もあるかと思いますが、妄想としてお読みいただければ幸いです。