雑記、ファンブック感想

5月に入りました。
今年のGWは世間的に飛び石になっていて、なかなか遠出はしづらい長期休みだったんでしょうか。
自分は急遽仕事が入ったりで結局実家に少し帰ってみただけでしたが、思いがけず風邪を引いて今も咳だけが残っています。
季節の変わり目、体調管理を怠らないようしていたつもりでしたが甘かったです…
そういえば、ヴィジランテ毎週とても楽しく観ています。
4話の天晴兄さん(初代インゲニウム)カッコ良すぎて今でも何回か見返してる。

ファイナルファンブックを読んだ感想を雑多に以下書いています。
キャラだけでなく、社会背景や技、コスチュームなど大解剖してくださってる大ボリュームに、未だ読みきれていないと感じるし「そうだったのか!」の連続で嬉しい悲鳴をあげています。
とにかく読み切り5ページの満足度もすごくて…

以下項目別に畳んでいます。ネタバレ注意です。

各キャラの大解剖

・まず、各キャラの紹介文というか煽り文が大奮発でしたよね。
ヒーロービルボードJPの紹介口上文のように、現状を軽快に紹介してくれる煽り文が最高でした。
・デクくん、雄英教師の頃からチャートの二桁にいたの!?
 チャートの拡張に伴いといえどアーマー渡される前からチャートに居たのはびっくりでした。完全に教師になって、表舞台からは姿を消したものかと…
でもそうだよな〜…世界を救った大英雄ですよ。
・コスチュームヒストリーが細かくて、今までの歴史を見れて嬉しい。
デクのコスチューム、最後の復興時期にもη(イータ)がついてたんだね細かい。
コスチュームの後につく「参式(かっちゃん)」とか「ミモザ(お茶子ちゃん)」とか「次鋒(切島くん)」今まであまり気にしてなかったけど、みんなそれぞれの名前付いてたんだ〜かっこいい。
 そんな中常闇くんの「裏(か)」がブレてなくていいなと。
・歴代OFAの方々のところでしれっと皆さんの氏名が…!二代目のお名前結構渋くてかっこいい。三代目そうきたか。
・かっちゃん先輩ヒーローに可愛がられてるのが、とてもとても「らしい」。
・お茶子ちゃんが出久の「一番の応援隊長」ってすごい良い。優しくも力強い感じがお茶子ちゃんにぴったりだ。
・飯田くんお兄さん復活本当に嬉しいね〜〜!良かったね!の気持ち。
 ビッグ・インゲめっちゃ言いたい。街中で兄さんに助けてもらった時に「あなたはインゲニウム…じゃない、ビッグ・インゲ!」と言って抱きつきたい…
(アニヴィジ観てから天晴兄さん大好き女になったTK)
・オールマイトの画風はアメリカで変わったんだ…!スターの画風もアメリカだからか。アメリカでヒーローするとアメコミ風になるんだな。
・グラントリノちゃんと出久の復帰を見届けてくれて本当に良かったです。田舎で隠居しているところに、出久も遊びに行ったりするのかな。いつかグラントリノのお家に遊びに行く話とか書きたい。
・(後の読み切りでもだけど)マンダレイがエリちゃんを預かってくれたこと、すごく彼女らしくてちょっと涙ぐんでしまった。
 洸汰くんもイトコの子で、自分の子じゃなくても愛情を注いできたことがわかるから、彼女のヒーローとしての生き方が定まっているんだろうな。
 二人は兄妹のように育ってきたんだね。
・マニュアルさんを「真のフィクサー」と言ってくれる物間、脇役の個性を言われてきたからこそ、縁の下の力持ちのようなマニュアルさんを尊敬してそうだ。
・ロックロックが今でも出久と連絡取ってる!!これすごく嬉しい!!!!
・ミスジョークの相澤先生へのウザ絡みに出久が巻き込まれてるの想像して笑った。
 出久がかっちゃんに結構あっさり対応になったの、教師になってクセ強プロヒーローの大人たちの相手してたから…?

先生の質問箱

・先生が一番かっこいいと思うのは「ボロボロになっても立ち上がる」姿だと答えていて、まさしくヒロアカの代名詞だなと思った。
・出久の教科が「歴史・ヒーロー史」なの自分は結構びっくりでした。なんとなく出久くんはすごく「理系」な感じがしていたので。でもヒーローのことならどんな知識も惜しまないだろうしっぽいとも言える。
・かっちゃんが「今」のオールマイトからもらったサインとしてマークをいらないと言った先生の解説、アーマーを譲り受けた思い出を大切にしているって先生おっしゃってるの、なんとなくすごいサービスだなと思った。かっちゃんの言葉が少ない裏側に、柔らかい感情の中身が伴っているんだよ、と作者からお墨付きをもらったように感じた。
・常闇くんの「おまえが闇を語るな」のシーン、あのベッドに眠る二人の姿が印象的だったので裏話聞けてとても満足。ダークシャドウ=闇を怖いと思う子供の常闇くんの葛藤と、一緒に成長してきたダークシャドウの絆があるからこそだったんだと。
・耳郎ちゃんが音楽もやってるよ、の回答でまたしっかりと「ヒーローが暇になりつつある」と明言されて嬉しい。ヒーローが不要になる社会になるまで、何年かかるかわからないけどいずれ「ヒーロー」が過去のものとなるだろうと思えた描写だった。
・ミリオはきんに君!!パワー!!!
・AFOさんの本名がさらっと…すごくかっこいいお名前でした…
 初代とAFOさんの母親の話、少年誌にらしからぬダークさだったけれど、先生の中でもう少し明確にもっとエグいのエピソードが考えられてそうな回答だった。
 「しがらき」に当初漢字は無かったのだと思う。死柄木にしたのはいつなのだろう。

特別読切

・エリちゃんが自然な笑顔で普通の中学生になってる〜〜手土産を持ってくる大人になった面も見せてくる〜〜嬉しい(涙)気分はまるで親。
・マンダレイにお世話になってるから、にくきゅう饅頭なんだね。
 洸汰くんとエリちゃんの親代わりになってるマンダレイとの関係性も見れて楽しい。
・そうだよね、自分の力で世間に認められたいんだ。
 友達とのバンド活動、路上ライブに青春を謳歌するエリちゃんの姿がまさに「平和の象徴」だと感じた。
・最後の2ページの満足度がすごい。「ワン・フォー・オールヒーロー“デク”」と呼ばれ、かっちゃんや轟くんと空を駆ける姿が見れて感動。
 出久が前線復帰したらかっちゃんもチャート上がってるの、すごいこれが「答え」じゃないかって思った。
 OFAが出久の中からなくなって病室で涙したかっちゃんが、出久と一緒にヒーローできるように「みんなと」アーマー作って、出久が復活したら競い合って嬉しそうにしてる。
 出久のサイドキックとらないの?に「俺を超えたいって言えばとっていた」と言い「教師やめねぇの」と事務所に誘うけどあっさり断られたかっちゃんを、どこか「寂しいね」と読者ながら感情移入してしまっていた。出久くんなんでそんなあっさりしてんの!と。
 軽口言い合いながら空を飛ぶデクを追いかけるかっちゃんが笑ってるのを見て、勝手にこれが「二人の最高の着地点」と思った。
 チャート爆上げのデクに触発されたかっちゃんは今回はデクに次ぐ5位だったけど、「応援ブーストだっただけだな」と言って来期はきっとデクを追い越すだろう。その次はデクが大事件解決してまた盛り返すのかな。文字通り「一生」言い合いしながら、競い高め合う二人が見えるようだった。
 最後のページ、微笑むデクの横顔の目があえて見えないコマ「今度はデクが誰かの憧れになったヒーロー」って感じが際立ってすごく良い演出だと思った。

その他気になったとこ

・雄英の学校紹介パンフ形式のページ、卒業生の声の轟くん面白すぎた。
 かっちゃんに粗大ゴミ押し付けられてるの不憫すぎるのに、全く気にしていないのある意味強すぎる。「仲が良いです」とは…?
 エアコンヒーローあたりから先生の轟くんの位置付けが「イケメンで終わらせてたまるか」というこだわりが見える気がする。
 納涼ゴチンコ祭りってなんだよ…気になりすぎるよ…

なんかまだまだ書ききれてない気がする…きっと何回も開いては新しい味がしそうなファンブックだ。